new









SOLD OUT
ショワジールロワの白いピシェです。
ショワジールロワは、フランス革命が終わり10年も経たない1804年、パリ近郊で開窯しました。
経営者のバイヤール3兄弟は、それまで古い名窯であるシャンティイ窯の経営に関わっていましたが、その衰退により、新たな地でスタートを切ったのです。
シャンティイ窯の元経営者であるイギリス人政治家クリストフ・ポッターの援助もあり、当時の最新技術「銅板転写」の陶器製造を行いました。
その後1878年、クレイユ窯から移って来ていたイボリット・ブーランジェが社名を「H.Boulenger&Cie」(H.ブーランジェ社)とし、全盛期を迎えます。
本社をパリに移し、メトロの駅の壁面に貼るタイルの2/3を受注するほどでした。
第一次世界大戦後の1920年、火災により経営が傾いていたクレイユエモントローを買収し、HBCM(Hiperolyte Boulanger-Creil-Montereau)となりますが、1934年、労働者のストライキがきっかけで経営が縮小、1955年に閉窯に至ります。
こちらのピシェは、釉薬がほんのりブルーグレー色に見えます。
クレイユ窯の影響なのかもしれません。
全体に細かい貫入が入り、今は失われた名窯の物語を秘めたアンティークの存在感に圧倒されます。
国 :フランス
年代 :1878-1920年頃
サイズ:高さ: 約29cm、注ぎ口から把手までの長さ:約16.5㎝、底の直径:約8.5㎝
状態 :目立つヒビや欠けはございません。
全体に細かい貫入が見られますが艶はあります。
*アンティーク品購入時のご注意*
写真では判りづらい細かいキズなどがある場合がございますが、アンティークの味として可愛がって下されば幸いです。
なお、ピシェの場合は、水漏れチェックが必要な場合はお問合せください。
気になる点はお気軽にご質問下さい。